シール投票をやってみよう


何とか「安保法制反対」を訴えたくて、駅前でプラカードを持って立ってみたり、チラシを配ってみるけれど、街の人の反応がいまひとつ・・・

そんな時には、「シール投票」をやってみませんか?

 

「シール投票」は、1~2つくらいの設問に対して、賛成・反対を、通行人の人などに選んでもらう方法です。具体的には、大きな紙に設問を書き、賛成・反対のどちらかにシールを貼ってもらいます。

 

手軽に出来るし、先を急ぐ通行人の方たちでも、わずかな時間で参加してもらえます。シール投票してくれた人と、会話が弾むこともあります。

 

シール投票は、安保法制に関心を持ってもらったり、色々な立場の方の意見を聞くことが出来るよい機会になります。とても気軽に出来るアクションとして、お勧めです。

★用意するもの

  大きめのボード(発泡スチロール、ダンボールなど)

  (予備のボード)→シールが貼りきらなくなった時のため。 

  油性マジック

  (必要であれば)模造紙

  丸いカラーシール

  (必要であれば)法律のリーフレット

 

★事前準備

  実施日と場所を決める(場所によっては、道路占有許可が必要)

  投票の告知をする(SNSやメール、チラシなどで)

  (必要に応じて)メディアに取材依頼をする

    ※シール投票は新聞記事と親和性が高いので、特に新聞記者さんには積

     極的に取材依頼してみましょう。

1)投票ボードを作る

ボードは大きなダンボールでも良いですが、ホームセンターや大きな文具店で売っている発泡スチロールボードだと軽くて丈夫です。

まず、ボードに以下のような投票欄を書き入れます。直接記入ができない素材の場合は、上に模造紙を貼ります。

 

※賛成、反対のエリアは同じ大きさにします。設問によっては「わからない」というエリアを作っても良いでしょう。

2)駅前など人通りの多い場所で、投票ボードを掲げ、街の人に投票を呼びかけます。このとき、投票の公正を期すために、「安保法制反対」などのプラカードやのぼりは立てず、あくまでも中立の立場で投票をしてもらうことが大切です。

 

3)街の人に文具店などで売っている丸い色つきシールを手渡し、どちらかの欄に意見を投票してもらいます。声をかけるときに、シールも一緒に手渡すと、投票しやすいようです。

もし「安保法制のことをよく知らないので・・賛成か反対かわからない」という人がいらっしゃれば、安保法のイメージを聞いてみて投票してもらっても良いかもしれません。街の人が法律にどんなイメージを持っているかもわかるからです。

投票用のシール。

回答ごとに色を変えるとパッと見たときにわかり易いです。



4)投票してくれた人には御礼を言いましょう。もし安保法制に興味をもってくれそうであれば、法制の内容を簡単に説明したリーフレットや、参考図書リストなどを手渡ししても良いでしょう(でも無理には渡さないように)。

 

このアクションは「投票」してもらうことで、法制に関心をもってもらうことですので、例えば「賛成」に投票してくれた人に、反対の意見を押し付けることのないように気をつけましょう。

 

むしろなぜ賛成なのか、意見も聞いてみると、意外と面白い発見があるかもしれません。

 

また「わからない」を選んだ人の意見も貴重です。

 

投票が終わったら、それぞれの回答を集計して、WEBサイトやSNSなどで発表しましょう。また、街の人からどんな声があったかも共有すると、その後のアクションの方向性が見えてくるかもしれません。