NEXT STAGE -長期的アクション-

長期的には、違憲訴訟や法改正への働きかけなどが考えられます。




★違憲訴訟を起こす

これも現在、いくつかのグループで大規模な違憲訴訟の準備が行われています。

長期戦にはなりますが、裁判の間は度々この安保法制のことが話題になる可能性があり、政府にとっては喉に刺さった小骨のようなものになるかもしれません。

 

安保法制廃止法の成立を議員に働きかける(短期~長期のアクション)

一部野党からも同様の動きがありますが、安保法制廃止法案を国会に提出し、この法律の廃止を求めるアクションです。イラク特措法が成立した後、この法律を廃止する法律が国会に提出され、実は参議院では可決されています。地元議員への働きかけが中心となりますが、国会への請願・陳情という形でも可能です。

 

★議会運営のシステム不備を訴える

衆参両院の特別委員会での採決は、ひどいものでした。議事録には採決の記録もなく、どんな法案が通ったのか不明な状態のまま、法案は本会議に送られました。議決も起立を求めるだけである、など、正確公平な採決にならない場合もあります。例えば議事録に記録が残らない形の法案採決は無効である、などの規定が必要です。国会議員に、こういった議会運営のシステム不備を正すように働きかけてみましょう。

 

★最高裁への違憲照会制度の設立を訴える

現在のシステムでは、国会で審議されている法案が違憲かどうかの判断をする場がありません。カナダなどでは、新法や政策の合憲性について、政府からの諮問・照会に対して、最高裁が勧告的意見を出す制度があります。こういった制度の設立を国会議員に訴えてみましょう。